製品

顔料

多種多様な要求にこたえる、有機赤色顔料。

染料は分子の形で使われます。一方、顔料は分子が何千、何万と集まってできた粒子です。染料は水や油に溶け、繊維の染色を中心とした限られた用途にしか使われないのに対し、顔料はいろいろな点で安定なので塗料、印刷インキをはじめ、文具、化粧品、繊維、製紙、皮革など日常いたるところに使用されています。その為多種多様な性能を要求され、様々な顔料を開発してきました。 有機赤色顔料は基本化学式で30種類以上、それらから派生して現在商品化されているものだけでも数百種にのぼり、その持っている色相、性能はそれぞれ異なります。当社では使用目的にあった“赤”の開発を行い、世界一厳しいといわれる日本人の審美眼に充分応える製品を送り出しています。

用途
顔料(有機赤色顔料)/塗料/印刷インキ/プラスチック/文具/筆記具
インクジェットインク/コピートナー

ナノサイズ微粒子分散技術を用いて顔料を湿式分散し、様々なインキを商品化しています。

用途
顔料タイプマーカーインク/ボールペンインク/スタンプインク
ホワイトボードマーカーインク/各種ディスプレイ用インク/インクジェットインク

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ナノテクノロジー

湿式微粒子分散技術を駆使した、ナノテクノロジー。

ナノテクノロジー (nanotechnology) は、物質をナノメートル (nm、1 nm = 10-9m)の領域において自在に制御する技術のことです。ナノテクノロジーの手法は大きく2つにわけることができます。1つは、物質を微細にこれを再編成する技術でトップダウン方式と言われます。もう1つは、原子や分子(おおよそ 0.1 – 10 nm 程度)をひとつひとつ正確に組み合わせることで新しい機能を持った材料を作っていく方法で、これをボトムアップ方式といいます。当社においては湿式微粒子分散技術でミクロンサイズの粒子を物理的な力で粉砕していくのでトップダウン方式です。しかしながら、弊社の化粧品原料、各種微粒子コーティング商品などは粉砕と同時に有機、無機材料のモノマーで合成して微粒子をコーティングしていくのでボトムアップ方式と言えるかもしれません。またインク等の商品においては有機材料モノマー、ゾルゲル法などを用いた無機材料モノマーを同時に合成するような有機―無機ハイブリッドインクなどもあります。当社ではこれらの技術を用いて色材を含む、顔料、樹脂、セラミック、金属、エマルションなどを湿微粒子分散化することにより様々な商品を生み出してきました。  

用途
各種インク、紫外光、可視光遮蔽剤、テレビディスプレイ用カラーフィルター、コート剤(ゾルゲル技術応用)、有機 - 無機ハイブリッド材料、化粧品用材料、各種導電性インク、抗菌加工用薬剤、導電性ペーストフィラー、各種金属ペースト、各種酸化物ペースト、光触媒材料

トップダウン方式とボトムアップ方式
有機-無機ハイブリッド材料を融合した
独自のテクノロジー

冨士色素の各種微粒子コーティング商品は、微粒子化と同時に有機および無機材料のモノマーで表面をコーティング。トップダウン、ボトムアップ、有機—無機ハイブリッド材料を融合した最新技術を駆使しています。

用途
化粧品/インク/各種電池/キャパシタ/LED用部材

※トップダウン方式:マクロスケールのものを、微細に再編成し加工する技術。
※ボトムアップ方式:ナノスケール以下のものを組み上げてマクロスケールにする技術。
※有機-無機ハイブリッド材料:有機材料と無機材料を分子レベルで混合して構築した新規材料。

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感光剤化合物

印刷、IT業界を支える、感光剤化合物。

ジアゾ、アジド型感光剤の開発、商品化を行っています。

用途
PS版、IC、LSI、LCD用レジスト材料

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各種環境
デバイス、
電池、電極、
電解質部材

新エネルギーや
LEDの効率化を支える、電極材料部材。

地球規模の環境問題に対して必須である太陽電池、燃料電池、リチウムイオン電池を主とした二次電池、各種キャパシタに用いられる電極、電解質材料などを提供しています。特に太陽電池、燃料電池、二次電池、各種キャパシタなどの電極材料は微粒子で構成されており印刷法でも製造されています。これらのエレクトロニクスデバイスにおいては電極材料、電解質などがナノレベルで構造が制御される必要があります。太陽電池においてはこれらを厳密に調整することにより光吸収、または光散乱を電極内で十分に起こさせることが変換効率向上につながります。燃料電池においては燃料と電極材料、触媒、電解質などの物質がそれぞれに十分に接触しなければなりません。リチウムイオン電池においてもナノサイズの構造制御は必要です。つまりこれらの電極部分、または電極、電解質海面部分ではナノからミクロサイズの領域において多相構造を有しており、お互いの異物質材料が接触表面積を多くしながら、かつ電子、ホール、反応ガス、またはイオンの流れを抵抗少なくスムーズにしなければならないので、とても繊細な微粒子分散技術が必要とされてきます。 現在は主にこれら各種電池の電極、電解質材料、封止剤、反射板、コーティング材料の開発に力を注力しています。

用途
太陽電池/燃料電池/リチウムイオン電池を主とした二次電池/各種キャパシタ/LED

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